




















時代:江戸中期
技法:染付
径約13.5㎝×13.5㎝/高さ約4.5㎝
商品番号:12d17①(店舗在庫)
僅かに青味含んだ素地に呉須の濃淡美しく、丁寧で趣深い絵付けの角なます皿。
龍の身体が窓絵になっており、空間には雲を携えます。中央をよく見ると...頭が鳳凰のようです。ニョロニョロの描き方は龍が多いので、龍図と称しましたがもしかすると鳳凰図かもしれませんね。
くるくると渦を巻いて伊達巻のような雲が四隅に配します。見込みは五弁花、裏側は二重輪郭線に濃みを施した丁寧な唐草文様。高台内には渦福銘有り。
角型の縁は入り隅になっており、口縁は端反り。薄造りで手取りも軽く、小鉢として丁度良いサイズ感。高い技術で造られた上手物のなます皿です。
ひとつひとつ職人の個性が出る器たちです。スレや歪みによる若干のがたつき、窯傷(焼成中に出来たもの)などがある場合もございますが、味わいある手仕事の魅力としてご理解いただける方にお譲りできますと幸いです。