new




















時代:江戸中期
技法:染付
径約20,5㎝/高さ約4㎝
商品番号:18k34③(店舗在庫)
乳白の艶やかな肌に発色の良い藍色がまろやかにひろがり、その端正な器形と描写の美しさからは藍柿右衛門らしい品格が漂います。
花唐草のほんわりとした濃み塗り使いが美しく、唐草の伸びやかな線と葉の濃淡が心地よく器面を埋めます。合わせた波は墨弾きの技法と絶妙な濃淡によって、静かながらもおおきなうねりを感じさせます。
裏側は二重線の間を濃み埋めした唐草がめぐり、高台内に車輪福銘。
福の字の田の部分が車輪のように見えることから車輪福と呼ばれ、
車輪福銘がついた藍柿右衛門の器は特に銘品が多いと言われています。
縁の立ち上がりが豊かで、輪花縁がわずかに端反りになった上品な器形。
大胆さと繊細さが一体となった豊かなデザイン性と、職人さんの見事な手仕事を是非お手元でご堪能ください。
※口縁にカケとヒビがございます。このままご使用いただいても問題ないですが、金継ぎの素材としてもおすすめです。写真にてご確認ください。
ひとつひとつ職人の個性が出る器たちです。スレや歪みによる若干のがたつき、窯傷(焼成中に出来たもの)などがある場合もございますが、味わいある手仕事の魅力としてご理解いただける方にお譲りできますと幸いです。