時代:江戸中期
技法:コンニャク印判
径約20.5㎝/高さ約3.5㎝
商品番号:13d22②(店舗在庫)
趣向を凝らしたコンニャク印判の上手物。
コンニャク印判とは、江戸の中期に波佐見地方で作られた技法です。
柔らかい動物の皮などで判が作られたと言われていますが、確実には解明されていません。
上がりの良い地肌と呉須調。コンニャク印判のラインもはっきりと美しく施され、菊と唐草が組み合わされた装飾性の高い意匠です。見込みは団龍が飾ります。
縁はやや立ち上がりを持たせて、スッキリと端正な形状が文様を引き立てます。
筆のタッチとはまた異なる、味わいある柔らかな質感をお愉しみください。
※口縁部よりヒビが入っております。また焼成温度が低かったようで部分的に貫入がございます。写真にてご確認ください。
ひとつひとつ職人の個性が出る器たちです。スレや歪みによる若干のがたつき、窯傷(焼成中に出来たもの)などがある場合もございますが、味わいある手仕事の魅力としてご理解いただける方にお譲りできますと幸いです。