時代:江戸幕末
技法:色絵
径約21㎝/高さ約3.5㎝
商品番号:8z16(店舗在庫)
元禄伊万里写しの優雅な雰囲気漂う7寸皿です。
見込みはたわわに実った柘榴に仏手柑、加えて蝙蝠が舞う吉祥文様尽くし。程良く余白を残した縁文様。
多彩な葵が生き生きと描かれ間に雲間から浮かび上がった団龍図まで。
自らが窓絵の形になっていて可愛らしい構図です。
貫禄ある佇まいに仕上げた口縁には亀甲文がめぐり、間に小花が巡ります。側面は藍色一色、線と濃みを描き分けた丁寧な絵付けで蓮弁文がめぐります。
高台内に太明萬暦年製の銘有り。
縁は緩やかに立ち上がり、口縁は端反りで造られます。其々染料飛びやフリモノ等ございますが、最高峰と呼ばれる元禄期ならではの緻密で贅沢な絵付けをご堪能いただけます。
こちらの器は金彩を使用しておりますので電子レンジや食洗機のご使用はお控えください。
ひとつひとつ職人の個性が出る器たちです。スレや歪みによる若干のがたつき、窯傷(焼成中に出来たもの)などがある場合もございますが、味わいある手仕事の魅力としてご理解いただける方にお譲りできますと幸いです。