





























時代:明代末期
技法:染付
径約10.5㎝/高さ約5㎝
商品番号:14X19(店舗在庫)
中国呉須染付、小椀の器形がとても珍しい明末期頃のお品です。
染付は中国で「青花(チンファ)」と呼ばれ、12世紀中頃の元時代に誕生したと言われています。
グレーを含んだ灰白色の素地に淡く滲むような呉須の発色がしっとりと素地に馴染んでいきます。
おおらか且つ迷いのない筆使いで見込みには、草花が伸びます。
側面は白無地なので、造形時に出来た輪線の凹凸が文様のように映えます。
口縁は端反り、薄造りで裾に下がるにつれてゆっくりと厚みを増していく造形。
窯の中で器同士の癒着を防ぐ為に砂を撒いていた、高台の砂目跡は敢えて洗いにはかけずそのまま残している為、アンティークならではの深い味わいをごゆっくりお愉しみ頂けます。
※小ホツ(僅かな欠け)ニュウ(ヒビ)のある器です。
ひとつひとつ職人の個性が出る器たちです。スレや歪みによる若干のがたつき、窯傷(焼成中に出来たもの)などがある場合もございますが、味わいある手仕事の魅力としてご理解いただける方にお譲りできますと幸いです。