時代:明治前期
技法:紙刷
径約12㎝/高さ約2.5㎝
商品番号:81M52
ややくすみかかった地肌、肉厚の造形から伊万里の技術を導入した東北の焼と思われます。
鮮やかな藍色、紙刷による柔和な線で描かれた牡丹が器面に散らされて愛らしい意匠。扇面を重ねた、大胆な構図にも目を惹きます。
見込みに重ね焼きの跡である蛇の目釉剥ぎがあり、窯のスペースを有効利用しようと工夫した昔の職人さんの努力が窺えます。重ね焼きの際に付着したと思われる高台の染料跡にも心擽られます。
マットな肌質で、いつもと一味異なる佇まいをご堪能くださいませ。
ひとつひとつ職人の個性が出る器たちです。スレや歪みによる若干のがたつき、窯傷(焼成中に出来たもの)などがある場合もございますが、味わいある手仕事の魅力としてご理解いただける方にお譲りできますと幸いです。