










時代:江戸後期
技法:染付
径約15㎝/高さ約4.5㎝
商品番号:39M19①
江戸後期の染付であしらわれたなます皿。
少し青みがかった地の色に爽やかな発色良い呉須調が調和し、水の中のようです。
見込みには可愛らしい表情の亀が二匹。鶴は千年、亀は万年と、古来より長寿の象徴として親しまれてきました。上から見ると小さな亀をなます皿の中に2匹飼っているようにも見えます。
少し変わった器形で、開いた形の口縁には墨弾きで紗綾文が丁寧な筆致で描かれます。
比較的薄手の造りで、軽く持ちやすい重量感。落ち着いた色味も相まって上品な雰囲気が漂います。
取り皿に重宝するなます皿。食卓でもたくさん活躍してくれそうです。
ひとつひとつ職人の個性が出る器たちです。スレや歪みによる若干のがたつき、窯傷(焼成中に出来たもの)などがある場合もございますが、味わいある手仕事の魅力としてご理解いただける方にお譲りできますと幸いです。