












時代:江戸中期
技法:染付
径約19㎝/高さ約3㎝
商品番号:33N76(店舗在庫)
焼成技術も進歩し、より歪みも傷もない完璧な素地が作られるようになり、その余白を生かした構図も多く見られる藍柿右衛門手。
地肌は乳白で柔らかな雰囲気を纏います。呉須にも深みがあり、濃淡を効かせた濃み(塗りつぶし)の施しは誠に見事。濃みの中から浮かび上がる白鷺も美しく、穏やかな表情に和みます。口縁部には鉄釉が施され、品の良さを醸し出します。
裏側は二重輪郭線を用いた唐草文様。高台には二重輪線が引かれ、目跡があります。
造形は丁寧な手仕事窺える薄造りながら、手に馴染む安心感があります。
※口縁部にニュウがある為、お値段に反映しております。写真にてご確認ください。
ひとつひとつ職人の個性が出る器たちです。スレや歪みによる若干のがたつき、窯傷(焼成中に出来たもの)などがある場合もございますが、味わいある手仕事の魅力としてご理解いただける方にお譲りできますと幸いです。