















時代:江戸中期
技法:染付
径約7.5㎝/高さ約5.5㎝
商品番号:2N1③店舗在庫)
コンニャク印判が何時、何処ではじまったものか、実際どのような技法なのか、明らかではありません。コンニャクを使ったのでは、このような印を押すことは出来ないのに、なぜコンニャク印判と呼ばれているのかも不明だそうです。ただ江戸中期に流行し、そして後期には作られなくなったといいます。単独の文様を幾つか押印したり、組み合わせて仕上げるコンニャク印判は、その愛らしく、優しい表情が特徴的。蕎麦猪口や茶碗、小皿に見られますが、稀少で高価なものとなっております。
今回は、染付との組み合わせ。丸と点が温かみのある雰囲気。計算なのか、適当なのか、、、何とも言えぬこの緩い絵付けが、この器の魅力にもなっています。また高台付き型の猪口で、愛らしい佇まいです。
ホツ(カケ)とニュウ(貫通したヒビ)がございます。お写真ご確認の上、ご検討いただければ幸いです。金継ぎの材料にいかがでしょう。
ひとつひとつ職人の個性が出る器たちです。スレや歪みによる若干のがたつき、窯傷(焼成中に出来たもの)などがある場合もございますが、味わいある手仕事の魅力としてご理解いただける方にお譲りできますと幸いです。