













時代:江戸中期
技法:紙刷古印判
約7,5㎝×約9,5㎝/高さ約2㎝
商品番号:4c12③(店舗在庫)
紙刷古印判とは、江戸時代に作られていた型紙摺りの器。
当時、上等な伊万里の染付に対して型紙摺りによる安価な大量生産の器の需要が急増。
しかしながら型紙の細かい造りには大変手間がかかり、大量生産の安価な器を実現するには至らなかったそうです。
現在でも稀少ながら現存している古印判は明治以降の銅判転写のお品に比べ、高価で貴重なお品となっています。
グレーや青みを含んだ素地に纏う釉薬。転写された文様は近くで見ると花菱の文様。これほどまでに細やかな型紙を作る手仕事に驚きます。
手にコロンと収まるサイズ感や歪みや擦れの個性が愛おしく、何枚でも集めてしまいたくなる魅力たっぷりの古印判皿です。お醬油皿やカトラリーレストとしてお使い頂けます。
※小キズ(ごく僅かな欠け)のあるお品です。画像をご確認の上ご検討ください。
ひとつひとつ職人の個性が出る器たちです。スレや歪みによる若干のがたつき、窯傷(焼成中に出来たもの)などがある場合もございますが、味わいある手仕事の魅力としてご理解いただける方にお譲りできますと幸いです。