時代:江戸中期
技法:染付
径約19㎝/高さ約4㎝
商品番号:19N8(店舗在庫)
くらわんかとは、江戸中期に伊万里でさかんに焼かれていた厚手の素朴な磁器のこと。大阪淀川の飯屋が、川を渡る客に対して「くらわんか」と声をあげながら、この器に入れた酒や餅を売っていたことに由来しています。
簡素な絵付けの縁文様に二方に扇図。扇の中にも草文が描かれ、間の二方にはすうっと伸びやかな筆致の杜若図。
つぶれていて、コンニャク印判か染付か判別が難しいですが見込みに五弁花が配し、重ね焼きの跡である蛇の目釉剥ぎがぐるりと巡ります。
斜め内側に入り込む高台です。敢えて洗いをかけずそのまま残しています。
くらわんか特有の厚みのあるぽってりとした造りです。
どっしりとした器形に映える素朴で温かみのある絵付けは、独特の存在感を醸し出します。
口縁部にあたりキズがございますが、ご使用に問題ない程度と思います。写真にてご確認ください。
ひとつひとつ職人の個性が出る器たちです。スレや歪みによる若干のがたつき、窯傷(焼成中に出来たもの)などがある場合もございますが、味わいある手仕事の魅力としてご理解いただける方にお譲りできますと幸いです。