時代:江戸中期
技法:染付
径約19.5㎝/高さ約5㎝
商品番号:19N7(店舗在庫)
くらわんかとは、江戸中期に伊万里でさかんに焼かれていた
厚手の素朴な磁器のこと。大阪淀川の飯屋が、川を渡る客に対して「くらわんか」と声をあげながら、この器に入れた酒や餅を売っていたことに由来しています。
くすみがかかった地肌に味わい深い藍色が心地良くひろがり、縁文様に菖蒲と扇面が描かれます。扇内にも草葉が描かれて穏やかな表情です。
見込みはコンニャク印判による五弁花。重ね焼きの跡、厚みを持たせた造形が素朴さを際立たせ、趣ある雰囲気に惹かれます。
なます皿の器形をよく見るくらわんか。こちらはなます皿よりもひと回り大きなサイズで、浅めな立ち上がりも使い勝手良さそうです。
口縁部にホツやニュウがございます。キズが気にならない方は厚みのある造形なので、そのままご使用いただいてもよいかと思います。金継ぎなどの直しを施して新たな表情をお愉しみいただくのもおすすめです。
ひとつひとつ職人の個性が出る器たちです。スレや歪みによる若干のがたつき、窯傷(焼成中に出来たもの)などがある場合もございますが、味わいある手仕事の魅力としてご理解いただける方にお譲りできますと幸いです。