時代:明治前期
技法:染付
径約19.5㎝×11㎝/高さ約3.5㎝
商品番号:30M50①
ややくすみかかった地肌、肉厚の造形から切込焼などの伊万里の技術を導入した東北の焼と思われます。鮮やかな藍色、迷いない筆致でいきいきとした草花が見込みに描かれます。見込みに重ね焼きの跡である六個の目跡がございます。窯のスペースを有効利用しようと工夫した昔の職人さんの努力が窺えます。縁に並んだ花と唐草文様は大胆で素朴な描き味です。
やや歪みがあり、若干のがたつきがございます。ランチョンマットなど敷物をご使用いただくと気にならない程度です。
古いものですが食洗機や電子レンジにもかけられるのでまだアンティークの器を使ったことがない!という方にも普段使いしやすいおすすめの器です。
ひとつひとつ職人の個性が出る器たちです。スレや歪みによる若干のがたつき、窯傷(焼成中に出来たもの)などがある場合もございますが、味わいある手仕事の魅力としてご理解いただける方にお譲りできますと幸いです。