時代:江戸後期
技法:染付
径約7㎝/高さ約5㎝
商品番号:83M98
六弁花の愛らしい形状と丁寧な染付が魅力の小向付。淡いグラデーションで表現されるのは蜃気楼です。
中国の言い伝えによると、蜃気楼の「蜃」は大蛤を指し、大蛤が「気」を吹いて「楼」閣を出現させると言われていたそう。
この文様は19世紀の町人文化で縁起の良い文様として人気を博し、工芸品などによく用いられるようになったそうです。
下部には蛤の姿。蜃気楼にはぼんやりと山か島でしょうか...幻想的に浮かび上がります。
蛤の間には太鼓石のような岩が配され、墨弾きによる波や濃み塗りで海の質感を演出します。
内側には岩波文と蛤が交互に配されます。少しポップな雰囲気が愛らしい絵付け。見込みの中心も岩波文です。
なんと高台周りにも波文様が。細かいところまで海にちなんだ文様で統一されます。
小向付はちょっとした珍味やおかず入れに、日本酒にもぴったりのサイズ感です。
複数並ぶと縁の愛らしさが引き立ちます◎
古いものですが食洗機や電子レンジにもかけられるのでまだアンティークの器を使ったことがない!という方にも普段使いしやすいおすすめの器です。
ひとつひとつ職人の個性が出る器たちです。スレや歪みによる若干のがたつき、窯傷(焼成中に出来たもの)などがある場合もございますが、味わいある手仕事の魅力としてご理解いただける方にお譲りできますと幸いです。