時代:江戸中期
技法:染付
径約17.5㎝/高さ約3.5㎝
商品番号:19N14(店舗在庫)
薄く柔らかな呉須調で絵付けが施され、くらわんからしい素朴さが愉しめる5.5寸皿です。「くらわんか」とは、江戸中期に、伊万里でさかんに焼かれていた、厚手の素朴な磁器のこと。大阪淀川の飯屋が、川を渡る客に対して、「くらわんか」と声をあげながら、この器に入れた酒や餅を売っていたことに由来しています。
縁の近くは墨弾きで白い雲が舞い、濃い色合いの宝珠と雲がアクセントになっています。余白は灰がかった素地が見えて、それもまた味わい深い。鉄釉が全体をキリリと引き締めてくれます。分厚い造りなので、ずっしりと心地よい重さが感じられます。高台内の銘は福でしょうか。さらりと描かれた唐草文が巡ります。お団子をのせるだけで、おやつの時間の質を上げてくれるお品です。
ひとつひとつ職人の個性が出る器たちです。スレや歪みによる若干のがたつき、窯傷(焼成中に出来たもの)などがある場合もございますが、味わいある手仕事の魅力としてご理解いただける方にお譲りできますと幸いです。