









時代:明治前期
技法:金彩,染付
径約18㎝/高さ約2.5㎝
商品番号:22M62①
広く余白を取った意匠。右側には金彩の縁取りを施し「束ね熨斗(のし)」が描かれます。束ね熨斗とはその名の通りたくさんの熨斗を束ねたもの。たくさんの熨斗を束ねたその様は多くの人たちから祝福を受けていることや、人と人との繋がり、その長さからは長寿の象徴とされ、様々なおめでたい意味を含む吉祥文様なんですよ。その近くにあしらわれた折り鶴と松。こちらもまた吉祥文様として有名な組み合わせ。当時の職人が様々な想いを込めて描いたのでしょう。
サイズ感としては直径18㎝ということで、一品料理を柄を活かすように盛りつけると素敵になりそうです。日々の食卓はもちろん、ハレの日に是非使いたい絵柄ですね。
ひとつひとつ職人の個性が出る器たちです。スレや歪みによる若干のがたつき、窯傷(焼成中に出来たもの)などがある場合もございますが、味わいある手仕事の魅力としてご理解いただける方にお譲りできますと幸いです。