時代:明治前期
技法:金彩,染付
径約14.5㎝/高さ約4㎝
商品番号:66M33
金彩染付のあっさりとした絵付けでイメージとかけ離れていますが、九谷焼のお品。柔和な素地に、瑞々しい呉須調、安定の造形で質の高さが窺える通り物です。
なめらかな筆致が心地よい山水図は貫禄があり、口縁にめぐる四方襷文様と金彩が余白の多い器面の引き締め役となっていて、料理の盛り付けやすさも担います。
均一の厚み、安心感のある造形で気兼ねなくお愉しみいただけます。
底は平たく、縁はしっかりとした立ち上がりのなます皿は、平皿感覚でお造りを盛っても、汁気ある料理も盛りやすく万能です。
こちらの器は金彩を使用しておりますので電子レンジや食洗機のご使用はお控えください。
ひとつひとつ職人の個性が出る器たちです。スレや歪みによる若干のがたつき、窯傷(焼成中に出来たもの)などがある場合もございますが、味わいある手仕事の魅力としてご理解いただける方にお譲りできますと幸いです。