時代:明治前期
技法:色絵
径約12㎝/高さ約2.5㎝
商品番号:64M31①
明治前期に色絵であしらわれた通り物の小皿。
見込みには濃厚な発色を見せる藍で環状に表した牡丹図。
金彩控えめな絵付けが心地よく、縁文様は定番の松竹梅ですが菱文に松笠を埋め込み、竹梅を添えた豊かなデザイン。菱文の中の雀図も見逃せません。間の唐草や赤色のダミも効いていて、目に愉しく映ります。
器のサイズが小さくなるので、凝縮された絵付けが可愛らしいです。
縁は緩やかに立ち上がり、口縁は輪花を描きます。程よい厚みを持たせ安心の造形です。
こちらの器は金彩を使用しておりますので電子レンジや食洗機のご使用はお控えください。
ひとつひとつ職人の個性が出る器たちです。スレや歪みによる若干のがたつき、窯傷(焼成中に出来たもの)などがある場合もございますが、味わいある手仕事の魅力としてご理解いただける方にお譲りできますと幸いです。