SOLD OUT
時代:江戸中期
技法:染付
径約21㎝/高さ約3㎝
商品番号:21c1➁(店舗在庫)
やや青味を含んだ素地に艶やかな釉薬を纏った7寸皿。
呉須の発色は柔らかく、飽きのこない文様であしらいます。三方花図が見込みを飾り、どことなく異国情緒漂う装いで洒落ています。
縁文様は濃みを効かせたおおらかな筆致で松笠のような姿の花。
花の間に置かれた逆蛸唐草文様が器面に変化を与え、通常の蛸唐草の描き込みと反して、周りを濃み埋めして蛸唐草を白く浮かび上がらせた逆蛸唐草。
裏側は唐草文様がめぐり、高台に銘と目跡があります。
器面はフラットに緩やかな立ち上がりで口縁は端反りで仕上げています。
江戸ならではの趣をお愉しみいただけます。
ひとつひとつ職人の個性が出る器たちです。スレや歪みによる若干のがたつき、窯傷(焼成中に出来たもの)などがある場合もございますが、味わいある手仕事の魅力としてご理解いただける方にお譲りできますと幸いです。