時代:明治前期
技法:紙刷
径約22㎝/高さ約3.5㎝
商品番号:61M95
明治前期、大量生産を目的として行っていた当時のプリント方法。型紙を手作業で堀り、ステンシルの要領で絵付けしております。
ベロ藍の鮮やかな色彩、細かな絵付けで菊散らし図が器面を覆います。
淡色の松笠を背に、濃色の菊が浮かんで奥行き感じさせるモダンな意匠。裏側は染付による唐草がめぐります。
緩やかな輪花を描く口縁が華やかさを添えて、薄すぎず、厚手過ぎない造りは手取りも良く日常使いに重宝します。
モダンな意匠は和洋問わず楽しめそうですね。
古いものですが電子レンジにもかけられるのでまだアンティークの器を使ったことがない!という方にも普段使いしやすいおすすめの器です。
ひとつひとつ職人の個性が出る器たちです。スレや歪みによる若干のがたつき、窯傷(焼成中に出来たもの)などがある場合もございますが、味わいある手仕事の魅力としてご理解いただける方にお譲りできますと幸いです。