時代:明治前期
技法:色絵
径約21㎝/高さ約4㎝
商品番号:61M61
明治前期時代に色絵であしらわれた通り物のお品。
乳白の上がり良い地肌に、滑らかな釉薬を纏った器面です。
藍の発色は涼し気に。描かれるのは、流水です。合間を金彩で施す菊が不規則に散らされます。流水と花弁を広げる菊、その上を舞う蝶の姿まで。
縁は輪花縁で造り、金彩がぐるりと一周します。
色絵ながらも涼やかに寒色でまとめる色使い、程よく空間を持たせた構図で上品な印象です。蓋と身どちらにもぬかりなく施され、金彩と柔和な藍が相性良く器を飾ります。
蓋は小皿としてもお使い頂けます。
素地には程よい厚みを持たせ、安心感のある造形です。
こちらの器は金彩を使用しておりますので電子レンジや食洗機のご使用はお控えください。
ひとつひとつ職人の個性が出る器たちです。スレや歪みによる若干のがたつき、窯傷(焼成中に出来たもの)などがある場合もございますが、味わいある手仕事の魅力としてご理解いただける方にお譲りできますと幸いです。