














時代:江戸中期
技法:色絵
縦約12,5㎝横約18㎝/高さ約3,5㎝
商品番号:12d28⑤(店舗在庫)
当時の繁栄を物語るような華やかで優美な長皿です。
あまり出てきてくれない希少な柄行。見込み部分は余白を作らず葉唐草が埋め尽くします。濃み塗りを活かした表情豊かな描き味で細かな葉脈も丁寧に描き上げます。そこに浮かぶのは幻想的な二種の牡丹の花。左右対称の配置も洒落ています。
縁を彩る色絵は松竹梅で構成され、赤絵の鹿の子文様も細かく、隅々まで神経が行き届いています。裏側面の唐草文様も素晴らしく、二重線に濃み塗りされた丁寧な筆致です。高台内に「冨貴長春」と有り。
縁の造形も凝っており、額縁のようにお料理を美しく魅せてくれる器です。
※ホツ部分の金直しが施されていますので、このままご使用いただいても支障はございませんが画像をご確認の上ご検討ください。
こちらの器は金彩を使用しておりますので電子レンジや食洗機のご使用はお控えください。
ひとつひとつ職人の個性が出る器たちです。スレや歪みによる若干のがたつき、窯傷(焼成中に出来たもの)などがある場合もございますが、味わいある手仕事の魅力としてご理解いただける方にお譲りできますと幸いです。