時代:明治後期~大正
技法:染付
径約15㎝/高さ約3.5㎝
商品番号:5M70①
丁寧な筆運びと精巧な造りが魅力の鍋島手の台皿が入荷しました。左手から橋が架かり、遠近感を持って描かれます。広大な風景が目に浮かびます。右手には立派な松の姿。繊細な線描きと濃み塗りによってこんもりとした葉を表現します。その下には紅葉も。すっきりとしたデザインで見込みを飾ります。下方には墨弾きで川の波紋が美しく表現されます。
鍋島手の特徴である櫛高台と、七宝繋ぎ文様。紐の先まで左右対称に整えられます。時代は若いものの、薄造りで整った器形は格式高い雰囲気です。
ほぼ個体差のない手描きの絵付けにご注目です。和菓子やお正月の取り皿などにいかがでしょうか。
古いものですが食洗機や電子レンジにもかけられるのでまだアンティークの器を使ったことがない!という方にも普段使いしやすいおすすめの器です。
ひとつひとつ職人の個性が出る器たちです。スレや歪みによる若干のがたつき、窯傷(焼成中に出来たもの)などがある場合もございますが、味わいある手仕事の魅力としてご理解いただける方にお譲りできますと幸いです。