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時代:江戸中期
技法:色絵
径約12㎝/高さ約8㎝
商品番号:21X3(店舗在庫)
器の外側は三方に窓絵が取られ、桜、梅、椿が並びます。よくみると、幹の折れや枝の伸びが全て同じ構図に。桜の窓絵は、蕾が無く葉桜になっています。地面の朱い山は散った花びらが積もっているのでしょうか。散る桜に対して梅は蕾が付き、これからの開花を思わせます。椿はパリッとした葉と存在感ある花を持ちつい立ち止まってみてしまうような魅力的な花。大ぶりの花と葉が堂々としていて素敵です。
窓絵の間には、ダミ埋めの上から七宝文を描きます。深い呉須調と落ち着いた金彩が調和し、口縁部は四方襷文とその間に花がちょこんと咲きます。見込みは百花の王・牡丹です。牡丹は複雑な花弁をしていますが、2色用いて上手く描き分けております。花を取り囲むような葉の位置が絶妙。高台には、なんと色絵で霊芝文。高台にまで手を抜きません。
共箱付きでの販売です。使っても良し飾っても良しの素敵な茶碗。稀少な江戸中期の色絵です。
こちらの器は金彩を使用しておりますので電子レンジや食洗機のご使用はお控えください。
ひとつひとつ職人の個性が出る器たちです。スレや歪みによる若干のがたつき、窯傷(焼成中に出来たもの)などがある場合もございますが、味わいある手仕事の魅力としてご理解いただける方にお譲りできますと幸いです。