











時代:明治前期
技法:色絵
径約15.5㎝/高さ約5㎝
商品番号:36M3
明治前期の色絵であしらわれたなます皿。見込みには染付の麒麟が流れるような筆遣いで描かれ、縁文様は四方に仕切られます。大きく広がる山水風景は水面に浮かぶ舟から樹々まで惜しみなく色絵で描かれます。右側には赤の背景に金の羊歯文が。渦巻く菱文に浮かぶ鶴丸図の均等の取れた形が美しく映えます。器面の渋さのある色絵に対し、側面は可愛らしい花が蔦を伸ばしてぐるりと一周しています。
鍋の取り皿に、煮物やひとり分のサラダに、毎日の食卓で大活躍してくれそうです。
ひとつひとつ職人の個性が出る器たちです。スレや歪みによる若干のがたつき、窯傷(焼成中に出来たもの)などがある場合もございますが、味わいある手仕事の魅力としてご理解いただける方にお譲りできますと幸いです。