




















時代:江戸中期
技法:コンニャク印判
径約16.5㎝/高さ約3㎝
商品番号:12G4(店舗在庫)
製造時期が僅かで、大変稀少なコンニャク印判。「印判」というと大量生産のイメージを持ちやすいですが、判子のような道具を用い丁寧に文様を押印していくのは、大変手間の掛かる作業だったのではないでしょうか。江戸中期に流行し、後期には作られなくなったといわれています。
縁にはコンニャク印判による花図が七方に配され、その間には手描きの草文を丁寧に描き込みます。靄が掛かったような、幻想的な雰囲気に引き込まれます。
高台内には目跡があり、裏柄は花と唐草文がゆったりと装います。コンニャク印判特有の素朴な愛らしさを、是非お手元でご堪能下さい。
少甘手(焼成温度が低く、表面の釉薬のみに入ったヒビ)がございますがご使用には問題ございません。お写真ご確認の上、ご検討いただければ幸いです。
ひとつひとつ職人の個性が出る器たちです。スレや歪みによる若干のがたつき、窯傷(焼成中に出来たもの)などがある場合もございますが、味わいある手仕事の魅力としてご理解いただける方にお譲りできますと幸いです。