














時代:江戸中期
技法:コンニャク印判,染付
径約14.5㎝/高さ約4.5㎝
商品番号:5I8(店舗在庫)
コンニャク印判がいつ、どこで始まったものか、実際どのような技法なのか、明らかではありません。ただ江戸中期に流行し、そして後期には作られなくなったといいます。「印判」というと『大量生産』のイメージを持ちやすいですが、判子のような道具は使用するものの、丁寧に文様を押印していくのは大変手間の掛かる作業だったのは確かです。
稀少なコンニャク印判の技法を用いたくらわんかなます皿。見込みには五弁花が飾ります。くすんだ素地に暗めの呉須が馴染み、五方に配された菊花。染付による唐草文が間を埋めます。造形はぼってりと肉厚。くらわんか皿ならではの味わいある佇まい、コンニャク印判の素朴さ、染付の力強さが三位一体となった器です。
※こちらの器は、実店舗「西公園前店」にて販売中です。西公園前店にて実物をご覧いただけますので、ご希望がございましたらお問い合わせくださいませ。
ひとつひとつ職人の個性が出る器たちです。スレや歪みによる若干のがたつき、窯傷(焼成中に出来たもの)などがある場合もございますが、味わいある手仕事の魅力としてご理解いただける方にお譲りできますと幸いです。