












時代:明治前期
技法:染付
径約14㎝/高さ約6㎝
商品番号:17M75②
希少な鉄漿碗の入荷です。
お歯黒とは虫歯予防も兼ねた歯を黒く染めた化粧法のこと。鉄漿(かね)碗はそのお歯黒を施す際に使用させていた碗です。
地肌は上りが良く、澄んだ白色。器面を大胆に区分けした意匠で当時のデザイン力の高さが窺える絵付けです。文様化された線描きの草花図は繊細優美、対する山水図は濃み(塗り潰し)を効かせて長閑な様子を伝えます。
薄造りで、裾から口縁に掛けて広がっていく器形はとても美しいです。
この器形は盛り付けもしやすく、料理映えします。
※薄手の造りの為、電子レンジのご使用はお控えいただくのをオススメします。
※口縁に極々小さなカケがございます。普段使いに支障ない程度と思いますが、お写真にてご確認ください。
ひとつひとつ職人の個性が出る器たちです。スレや歪みによる若干のがたつき、窯傷(焼成中に出来たもの)などがある場合もございますが、味わいある手仕事の魅力としてご理解いただける方にお譲りできますと幸いです。